今回は、理工学部生に向けて、就職のアドバイスをしようと思う。
大学を卒業する前に、つきたい職業を明確に決めておくことで就職活動もしやすくなる。しかしながら、たくさんの魅力的な職業から、自分に合った適切な企業を選ぶのは難しい面もある。
理工学部生の就職
理工学部生の就職では、基本的にモノづくりに携わる学生が多いといえる。学生時代に、電気工学、情報工学、機械工学など、製品の仕組みやテクノロジーを学ぶからだろう。
就職先の例として、化粧品業界、化学製品の製造・開発メーカー、ウェブマーケティング業界、電化製品の製造・開発メーカーなどがある。
理工学部生は文系の学生と比較して、専門的な領域へ就職を決める傾向がある。
これは、企業側も自社の商材が理解しやすい人材を集めたいというニーズにマッチしているからだと思っている。理工学部生は、製品の情報をあらゆる角度から見直し、どのような製品が生活の質を上げるのかを学んでいる。
そのため、製品の特徴と消費者のニーズを照らし合わせることで、売れる商品に繋がりやすいのである。
大学院に行ってから就職する場合があり、
理工学部生のなかには、大学院に進学してから就職活動を行なう学生もいる。大学院ではさらに2年間専門的な知識を学ぶ。大学院を卒業した理工学部は、学んだ知識を活用するために研究職に就く傾向がある。いくつかピックアップしよう。
- 情報通信系業界
- 化学系業界
- 電子部品系業界(コンデンサ、Wi-Fi機器、コンピュータなど)
どれも、事前の知識をもっておかないと、就職してから苦労する専門職ばかりである。
就職先をインターンシップで決めるのもおすすめ
理工学部生は専門的な業界へ就職するのだが、仕事には自身との相性がある。そこで、おすすめしたいのが、本入社を決める前に一度インターンシップを通して企業の働きを実践してみることだ。
憧れている職業でも、実際に働くと「思っていた職業とは違った」とギャップを感じる人も少なくない。さらに、入社してすぐ転職をするのも、気が引けてしまうだろう。なにより時間がもったいないのである。
これとは対照的に、関心はそこまでなくても実際に働いてみて楽しいと思える職業を発見できることもある。参考に挙げた、インターンシップの体験談では、学部生と大学院生のそれぞれがインターンシップを通して感じたことを語っている。
プログラミングに触れてみて、辛いと思ったことや楽しいと思ったことなど、インターンシップならではの体験談が語られている。就職先に悩んでいる学生や就職先を決めている学生も、一度インターンシップを通して実際の現場を体感してほしい。