私自身、プログラマーの仕事を携わってから色々な悩みごとを経験している。もちろん現在も、悩みは尽きないが本から得た知識で悩みが改善したケースもある。
そこで、現在悩んでいるプログラマーに向けて私が厳選した本をご紹介する。プログラマーは吸収率と実践力の両方が必要であり、時間をどのように使えばよいか悩む人も多いだろう。紹介している本をある程度解説しているので、参考に必要な本をみつけてほしい。
リファクタリング・ウェットウェア
仕事をするうえでは、脳の内部を知っておく必要がある。近年は残業時間を減らすよう国の施策がすすみ、業務はより効率化を求められるようになっている。そして効率化のカギは、脳を使うポイントを知っておくことが重要である。
リファクタリング・ウェットウェアは、脳(ウェットウェア)の構造改善(リファクタリング)について書かれている。そして、効率化を図るうえ必要な情報を認知科学、神経科学、学習の理論、人間の行動理論に基づき、脳内メカニズムを解こうとするノウハウ本である。
脳を使うときや休ませるタイミングを知り、実践することで生産性が20~30%向上するという。クオリティが重要視されるプログラマーにとっては、必須といえる書籍である。
- 著者:アンディ・ハント、翻訳者:武舎広幸、武舎るみ
- 価格:3042円
最速の仕事術はプログラマーが知っている
プログラミンはシンプルな作りで、変更が簡単な作り方を基本的だ。この本で説明されているように、効率的な仕事は、とにかくシンプルであること(KISS原則)。また、YAGNI原則とよばれる、必要な分を学びながら実践していくノウハウが書かれている。
一度でも、プログラムを書いた人は、なんとなくイメージが浮かぶ人も多いだろう。またこの本は、マーク・ザッカーバーグ氏やラリー・ペイジ氏などの世界トップクラスの知名度を誇る経営者の考えをベースにしている。
これから、起業したい人が経営方法や考え方を学ぶにはうってつけの本といえる。
- 著者:清水亮
- 価格:1598円
72時間をあなたの手帳で管理すれば、仕事は劇的にうまくいく
この本は、毎日のスケジュールの管理方法を指南する本である。
毎日の業務だけで精一杯というプログラマーも多い。プログラミングは学ぶことも膨大で、実践しないとわからないケースもしばしばある。トラブルやミスに陥りやすくスケジュール管理を求められる職業ともいえる。
24時間ではなく、72時間をベースに時間管理する術を教えてくれる。時間に悩むプログラマーは是非読んでほしい一冊である。
- 著者:久瑠あさ美
- 価格:1404円