高級時計が高く売れるのはご存じであろう。数あるブランド品の中でもブランド時計の換金率は抜群で、圧倒的である。そこで、ブランド時計と一般的なカジュアル時計の買取額をしらべてみた。是非買取に出す際の参考にしてほしい。
高級時計の買取率について
できれば一度買った高級時計は手放したくないだろう。しかし、何らかの理由で手放なさなければなないかもしれない。その際に知っておくと売買で有利になることがある。それは、買取率である。買取率とは購入した時計に対して何%で売れるかを表している数字だ。買取率は、ブランドの買取需要を知るうえで重要且つ参考にすべき数字である。例えば、ブランド時計を100万円で購入したとしよう。そのブランド時計が、50万円で売却できたら、その買取率は50%ということになる。
主要なブランドの時計の買取価格
ここでは主要なブランド時計の買取価格を紹介する。各ブランドに力を入れている買取店のリンクから、手元にあるブランド時計の価格の参考としてもらいたい。ここでは、個人的に気に入っているルイ・ヴィトン、ロレックス、オメガ、グランドセイコー、タグホイヤー、ブライトリングを取り上げてみた。
ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトンの始まりは旅行用トランクケースをつくる工房だったことがきっかけである。昔からヨーロッパの貴族に愛されてきたブランドで、ナポレオン三世の皇妃用ワードローブの発注をうけたほどだ。ルイ・ヴィトンの時計は、ほかのブランドにはないファッショナブルなデザインや独特の外観が人気を呼び多くのファンから注目を集めている。気になる買取価格は、10万円~30万円である。
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ロレックス
ロレックスは、近年中国や東南アジアなどの新興国の富裕層から需要があがっている。さらに円安の傾向により買取価格が全体的に高いブランドだ。2016年以降の買取価格の伸びは目を見張るものがあり、買取り相場はかなり高騰している。ロレックスは人気ナンバーワンのブランドで、買取額もトップクラスを誇る時計である。ロレックスの最大の特徴は、どのブランドもモデルやシリーズによって買取価格に大きな開きがあるが、この時計は買取価格が高く安定している点だ。また、GTMマスターや「デイトナ」「エクスプローラー」「サブマリーナ」等のスポーツモデルの買取価格はほかのモデルより高い傾向にある。買取額は、平均100万円だ。
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オメガ
6度に及ぶ月面着陸にも使われたオメガのスピードマスターの有名度は言わずもがなである。また、世界初のダイバースウォッチ・シーマスターも人気商品のひとつである。さらに、オメガの技術力の高さは折り紙付で、オリンピックに24回連続で公式時計に採用されているほどだ。オメガと言えばロレックスと同様の知名度を持つブランドである。生産体制が優れており、コストパフォーマンスの高さでも知名度が高い。ブランド時計の中でも「初めて買ったモデルはオメガだった」という人も少なくないはずである。オメガは売買が活発なブランド時計であるから売りやすいブランドのひとつだ。とりわけ、シーマスターやスピードマスターの人気モデルラインナップの買取価格は高く、22万円~ 43万円となっている。
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グランドセイコー
グランドセイコーは日本国内の代表的なブランド時計である。1960年に誕生し、性能はスイス時計に並ぶほどである。ブランド時計の中では珍しく、純国産の時計であだ。ブランドはもちろん時計としての性能にもこだわり、精度を高める努力を続けている。老若男女問わず幅広い層に人気で、その評価は国内だけに限らず海外でも非常に高い。シックなデザインが一過性のトレンドにとどまらない確かな価値を有している。買取価格は、22万円~ 38万円となっている。
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タグホイヤー
タグホイヤーは1860年にエドワードホイヤーによって設立されたブランドである。レーシング用のクロノグラフとしてカレラ、モナコ、フォーミュラ1といった数々のレーシング・クロノグラフを生み出してきた一流ブランドだ。幅広い層に人気の時計で、世代を問わずに人気がある。とりわけ、20代・30代からの人気は絶大だ。また、ブランド時計にもかかわらず優れたパフォーマンスを持つのもタグホイヤーの魅力のひとつである。そのため買取価格の高騰はなかなかない。しかし、安定した需要が常にあるため、買取率も高いブランドとなっている。外観はスポーティーなフォルムで確かな性能を誇るタグホイヤーは、幅広い価格帯で購入しやすくなっている。価格も10万円前後のエントリーモデルから50万円オーバーのハイエンドまで多彩なモデルがある。中でもカレラシリーズは買取価格が高いモデルとなっている。買取価格は 13万円~27万円である。
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ブライトリング
ブライトリングにはほかのブランド時計にはない哲学があるのをご存じだろうか?「時計ではない、計器である」がブライトリングの掲げる哲学だ。ブライトリングは航空機向けの計器をつくっていたことから、この言葉がブライトリングを象徴する言葉となっている。ブライトリングの歴史は長く、世界初となるクロノグラフ時計を1915年に開発している。それから、さまざまな構造のクロノグラフを作り出し、英国空軍のサプライヤーとなったのである。ブライトリングの夢は3代目にして実現し、現在はパイロットだけでなく一般のブランド時計ファンに指示されているブランドである。ブライトリングと言えば激しい気圧に耐えるケースと大きく厚みのあるフォルム、視認性、防水性の高さだ。トレンドにこびることなく一流の機械が持つ普遍的なデザインは、40代男性を中心に絶大な人気をうけている。ブラントリングには、ナビタイマーやクロノマット、スーパーオーシャンと言った定番の需要の高いモデルがあり買取価格も安定している。パイロット用につくられているため、耐久性がほかのブランド時計よりもある。気になる買取価格は18万円~40万円である。
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主要なカジュアル時計の買取価格
ブランド時計とは違い誰でも気軽に付けられるアイテムがカジュアル時計である。カジュアル時計にはさまざまなデザインがあるが、選びやすい価格帯で購入しやすいのが特徴だ。ブランド時計とは対極にあるカジュアル時計の買取価格はいったいどのくらいするのだろうか。
シチズン
シチズンの創業は1918年である。「尚工舎時計研究所」からスタートし、低価格にもかかわらず高性能な時計を提供し続けている。世界的にも有名なカジュアル時計ブランドだ。おしゃれなデザインが特徴の「RS25-003B1/RS26-0031C」やリーズナブルなラインナップで人気のある「Q&Qシリーズ」のカラーウォッチは、チープながら、雰囲気の漂う遊び心あるデザインが深いとシチズンファンに根強い人気がある。気になる買取価格は3万円程度である。
フォッシル
アメリカで1984年に誕生した時計ブランドである。ポップなカラーとスタイリッシュなデザインが取り入れられ、幅広い年齢層から人気を博しているカジュアルウォッチである。日常からビジネスシーンまで、幅広いシーンで対応しているタウンズマンは高性能自動巻きムーブメントを搭載している機能性の高いカジュアルウォッチだ。ベルトがレザーとメタルを選べるのも人気の秘訣である。気になる買取価格は、モデルにもよるが4千円程度である。
ニクソン
1988年にアメリカで作られたブランドである。元々3Sと呼ばれるスケート、サーフィン、スノースポーツのために作られたカジュアルウォッチだ。ユニセックスなデザインを持つタイムテラシリーズや無駄のないスタイリッシュなデザインのアンセムシリーズに人気が集中している。気になる買取価格は、7千円程度である。
タイメックス
タイメックスは、アメリカで1854年に生まれた時計メーカーである。世界初の光る文字盤を採用したインディグロナイトライトは世界的に有名だ。高いデザイン性と手に入れやすい価格で世界中から支持を集めているカジュアルウォッチである。ラインナップの中には、ベルトを自分でカスタマイズできるタイプもある時計だ。気になる買取価格は5千円~1万5千円である。
まとめ
今回は、ブランド時計とカジュアル時計の買取価格を徹底調査してみた。基本的に好きなブランドの時計を購入すればいいのだが、売ることを念頭に置けば最初からブランド時計を購入しておくオプションもありだろう。ブランド時計は、ステータスであるとともに資産になることを覚えておこう。